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元風嬢、でも良いじゃない。

第7章 健全なバイト?健全なバイト仲間?

『ずっと断られてたし、いきなりでびっくりしたよ。近く居たから良かったー。で?なんかあったの?』


《いや、なんもないけど。サトシに言いにくいから、外出てるついでに連絡しただけ。》


『ケンカ?ねぇ、ケンカしたん?それとも別れた?』



《は?》



いつも無表情の彼は、

今日は表情をころころ変えた。



『あ、違ったか。ごめんね。』


彼は凄くおしゃべりで、
とても楽しい人間だった。
子供のように、どんどん話をする。

お店で見ている彼から想像できない姿だった。



思えばサトシと付き合い始めてから
誰かと遊びに行くのもあまりなかった。
女の子と遊びに行くのも、
サトシを納得させることの面倒さが先に来てしまって、
回数は凄く減っていた。

でも今日はもう外。

自由。

どんどんお酒も話も進んだ。

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