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元風嬢、でも良いじゃない。

第2章 新。

JK時代、出会い系で遊んでいたこともあって、なんとなくわかっていたつもりだけど、


出会い系上の人たちはSEXの事しか考えていない。皆が皆、どうにか今日中に誰かと会って、ヤりたい。


《うわ、気持ち悪い。》



皆が皆、誰でもいいからとにかくヤりたい、タダで。



自分が一日働いて、返信をしているもののほぼ100%が、SEXかそれに準ずるものだった。



そうなると、すべてが気持ち悪かった。

電車に乗っている人たち、この人たちの中にも出会い系で誰か探している最中の人、いうなれば私がネット上で会話した人がいるのかもしれない。



それからしばらく通学、通勤がとても辛くなった。電車に乗るのも凄く辛かった。





でも、自分で選んだことだし、と言い聞かせ、頑張って働いた。あまり辞めるという選択肢は考えていなかった。



学校で新しくできた友達はとはあまり話が合わず、同じ趣味での友達は、仕事の話なんかしないし。
元々サクラをやっていた子たちとはなんとなく疎遠になっていたので、誰にも自分の悩みを話せなかった。






段々気分が重くなっていく中、仕事中に話しかけられた。

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