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元風嬢、でも良いじゃない。

第2章 新。

なんておかしな集まりなんだろう。


ギャル男二人とオタク風の男と、ギャルなのかなんなのかわからない女。



『ってゆかさー灰野さんと話すの初めてだよねー?あんまシフト被ってないしー。俺石井って言いまーす。』



チャラそうなギャル男の一人が言った。石井さんは、大学生で気さくな優しい人だった。その大学も私の通う学校ととても近いということもあって、少し話も弾んだ。




一方、もう一人のギャル男、ルイは職場でも私に対しても感じ悪いし、この食事中もなんだかとてもよそよそしい感じだった。


石井さんとルイは大の仲良しで、何をするにも一緒、という感じだった。


のに、この対応の差。

苦手なんだろうな、私の事。

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