元風嬢、でも良いじゃない。
第5章 お水、売ります。
中途半端な時間。
行くところもあまり無い。
朝まで開いてて、話していられるところ…と、
結局ファストフードにたどり着いた。
お酒に弱い瀬川さんは、座るとすぐにウトウトして寝てしまった。
ほとんど話したこともないサトシさんといきなり二人きりになってしまった。
気まずい………
『灰野さんは、今は夜働いてるんですよね?』
《はい。お金が必要だし。》
『せっかく俺が育てていける新しい子が入って期待してたんですけどね。
飲み込みも早かったし、辞めちゃったのは残念だったな。ルイくんにも頼んだんだけど。戻すように。』
やっぱりそうだったかー。
ルイが自分に会えなくなるからって言って、私を戻そうとしてたのは頼まれたからか。
《そうだったんだ。やっぱり。ルイが自分で引き止めようとしたわけじゃなかったんだ。》
サトシさんを責めるつもりも、誰を悪く言うつもりもなかったのに
思わず言葉が出てしまった。
行くところもあまり無い。
朝まで開いてて、話していられるところ…と、
結局ファストフードにたどり着いた。
お酒に弱い瀬川さんは、座るとすぐにウトウトして寝てしまった。
ほとんど話したこともないサトシさんといきなり二人きりになってしまった。
気まずい………
『灰野さんは、今は夜働いてるんですよね?』
《はい。お金が必要だし。》
『せっかく俺が育てていける新しい子が入って期待してたんですけどね。
飲み込みも早かったし、辞めちゃったのは残念だったな。ルイくんにも頼んだんだけど。戻すように。』
やっぱりそうだったかー。
ルイが自分に会えなくなるからって言って、私を戻そうとしてたのは頼まれたからか。
《そうだったんだ。やっぱり。ルイが自分で引き止めようとしたわけじゃなかったんだ。》
サトシさんを責めるつもりも、誰を悪く言うつもりもなかったのに
思わず言葉が出てしまった。