テキストサイズ

君にクローバーの花束を

第7章 むっつ

卓也の方を見ると、聞くまでもなかった。


「…わかりました、15分だけですよ」

「ありがとうございます」


祐司は卓也に耳打ちした。
最初驚いた顔をするが、すぐにやる気になった。
そしてギター少年に向きあった。


「わかった、ギター少年。
オレがあんたの想いを届けてやる!」

『……え?』

「オレの身体を貸してやるよ!」





ストーリーメニュー

TOPTOPへ