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私 と 僕俺

第4章 家庭教師④



純平くんが近付く。
私はなんとなく危機を感じて
後ずさった。

「な、何…?」

『近くで見せて?』

後ろが壁だから
これ以上さがれない。

「や、あの…」

『この前より、可愛いよ』


この可愛い攻撃は、
最高にむずむずする…。


『愛でたい』


「め、めでたい?」

どういうこと?
よくわからなかったけど、
おめでたい?の?

「きゃっ…」

私の体を引き寄せて、
軽く抱きしめられた。

『猫みたいに撫でたいってこーと』

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