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私 と 僕俺

第1章 家庭教師①


『や、なんでもないです。』

聞き間違いということにしよう。

「そう?じゃあ、うん」

あ、やばいちょっと狼狽えてる。
早くお部屋に案内してくれ…!

『あの。』

「ん、ん?」

『なんて呼べばいいですか?』

「あ、確かにね」

それは考えてなかったなぁ。
…あ、呼ばれたいな。

「先生とかかな?」

『うわ…わかりました、先生』



うわ?うわってなんだ?
ひかれた?
いや、私は将来こう呼ばれて
こそばゆいと感じないように
純平くんで慣れておこう。

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