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私 と 僕俺

第10章 17年待った初彼③




「が…我慢…?」

意外な返事に戸惑う。

『どんだけ我慢したと
思ってるんですか』


小澤くんは私の顔の正面に
自分の顔を持ってきて、
距離はほぼゼロ。

すぐにでもキスできそうな距離。


『早くモノにしたかったんですよ』


ちょっとスネてる感じの
小澤くんの顔が目の前にある。

「…えっと…………」


『彼女にしたからには、
1秒でも多く葎花先輩のこと
可愛がるって決めてるんです』


その言葉にきゅんときた。



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