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only one【完】

第7章 温もり

ドライヤーがガァ~と音を鳴らし、高木さんの大きな手が、優しく私の髪に触れる。









人にしてもらうのって、気持ちいいな~

高木さんって彼女には、いつもこんなことするのかなぁ…





俯きかげんの瞳を、髪の隙間からチラッと高木さんを見上げると、
バッチリと目が合ってしまった。








「なんだよ」



と言う高木さんはちょっとご機嫌で、



「彼女にはこういうこと…何時もするんですか?」



と聞いてみた。



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