テキストサイズ

同窓生

第15章 運動会

今までに感じたことのないくらいの歓声があがる。

でも美桜はそのまま、夏海の元に走った。

『夏海ちゃん!大丈夫?』

「美桜ちゃん。すごかったよ。……やっぱ、美桜ちゃんには敵わないや……。」

そう言い残した。

『足、ちゃんと治してね?また一緒に走ろう?』

「うん。ありがと。」

夏海の瞳にはたくさんの涙が溢れていた。

夏海は悔しくてたまらなかった。

その後、男子リレーは赤チームがぶっちぎりで、二位と大きく点差が開き、赤チームの総合優勝となった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ