同窓生
第20章 浮気と本気
敦はとにかくモテる。
敦は自覚がないが、年上からもモテる。
修学旅行から帰ると、隣に住んでいた高校生の星田 奈瑞菜(ほしだなずな)に久しぶりに会った。
奈瑞菜は私立の全寮制の高校に通ってるので、普段は会わない。
この日は学校が休みだからとたまたま帰っていた。
家の前で偶然会ったのだが、奈瑞菜が、
「敦!久しぶり!あんた、すごくかっこよくなったね!」
と声をかけた。
「奈瑞菜姉。」
敦は昔よく一緒に遊んだ相手だから、何の警戒心もなく、奈瑞菜に近づいていった。
「敦、まだ小学生だっけ?」
「うん。6年だよ。」
高校生から見たらまだまだ子どもだろう。
でも、背は高いし、カッコいいし……
奈瑞菜は久しぶりに見た敦にドキドキしていた。
敦も、奈瑞菜の豊満な胸にドキドキしていた。
「ちょっと、久しぶりに部屋来ない?」
奈瑞菜が誘った。
「良いの?」
敦が聞き返す。
「もちろん!」
奈瑞菜はそれを聞いて、敦とヤりたい!
それしか考えていなかった。
奈瑞菜の部屋は二階。
こざっぱりとした、部屋だ。
もっとも、普段使ってないから、物が少ないだけなのだが。
「ごめんねー。お菓子とかあんまなくて。」
「大丈夫だよ。気にしないで。」
「しっかし!敦がこんなにかっこよくなるとはね。彼女でもできたか?」
「うん。いるよ。」
「マジで?年上?」
「ううん。同級生。」
「子ども恋愛か。」
「まあ、そっちから見ればそう思われても仕方ないか。」
「何だよ。意味ありげだな?」
「別に。奈瑞菜姉、彼氏は?」
「いるけど、今、ケンカ中。」
「え?なんで?」
「あいつ、浮気してたんだよね!」
「浮気?」
「そう!あいつ、大学生で、同じ大学のサークル仲間と。しかも、寝言でその女の名前呼びやがったの!」
「奈瑞菜姉がちゃんと捕まえてないからだろ?」
「そーなんだけど。」
敦は、少しシュンとする奈瑞菜を見て、可愛いと思った。
敦は自覚がないが、年上からもモテる。
修学旅行から帰ると、隣に住んでいた高校生の星田 奈瑞菜(ほしだなずな)に久しぶりに会った。
奈瑞菜は私立の全寮制の高校に通ってるので、普段は会わない。
この日は学校が休みだからとたまたま帰っていた。
家の前で偶然会ったのだが、奈瑞菜が、
「敦!久しぶり!あんた、すごくかっこよくなったね!」
と声をかけた。
「奈瑞菜姉。」
敦は昔よく一緒に遊んだ相手だから、何の警戒心もなく、奈瑞菜に近づいていった。
「敦、まだ小学生だっけ?」
「うん。6年だよ。」
高校生から見たらまだまだ子どもだろう。
でも、背は高いし、カッコいいし……
奈瑞菜は久しぶりに見た敦にドキドキしていた。
敦も、奈瑞菜の豊満な胸にドキドキしていた。
「ちょっと、久しぶりに部屋来ない?」
奈瑞菜が誘った。
「良いの?」
敦が聞き返す。
「もちろん!」
奈瑞菜はそれを聞いて、敦とヤりたい!
それしか考えていなかった。
奈瑞菜の部屋は二階。
こざっぱりとした、部屋だ。
もっとも、普段使ってないから、物が少ないだけなのだが。
「ごめんねー。お菓子とかあんまなくて。」
「大丈夫だよ。気にしないで。」
「しっかし!敦がこんなにかっこよくなるとはね。彼女でもできたか?」
「うん。いるよ。」
「マジで?年上?」
「ううん。同級生。」
「子ども恋愛か。」
「まあ、そっちから見ればそう思われても仕方ないか。」
「何だよ。意味ありげだな?」
「別に。奈瑞菜姉、彼氏は?」
「いるけど、今、ケンカ中。」
「え?なんで?」
「あいつ、浮気してたんだよね!」
「浮気?」
「そう!あいつ、大学生で、同じ大学のサークル仲間と。しかも、寝言でその女の名前呼びやがったの!」
「奈瑞菜姉がちゃんと捕まえてないからだろ?」
「そーなんだけど。」
敦は、少しシュンとする奈瑞菜を見て、可愛いと思った。