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同窓生

第20章 浮気と本気

小学生相手に真剣に相談する、この状況に奈瑞菜はだんだん……

「敦はセックスしたの?その彼女と。」

「あぁ。」

「マジか?」

「おぅ。この前、生もヤったぜ!」

「彼女は、イクの?」

「そりゃー、イクでしょ。」

そんな話をしていたら、

「あぁー。敦と付き合えば良かったなー。」

なんてぼやいた。

「そんな気ないだろ?」

「まぁね。冗談だけどさ。敦!?」

「何?」

ガタッ!

音を立てて座ってた椅子から立ち上がった、奈瑞菜。

「浮気させて!」

「はぁ?」

「浮気すれば、良樹の気持ち、分かるかもしれないし。」

「やけになってるでしょ?もし、浮気がバレて、それが原因で別れることになっても良いの?」

「もー、どーでもいー。先のことは。正直言うとね!私、エッチで気持ちよくなったことないの!だから、多分、良樹、気がついたんだと思う。」

「それって、奈瑞菜姉が不感症なの?それとも彼氏がヘタクソなの?」

「分かんない。ねぇ?敦、感じさせてよ?」

感じたことがないとは、敦は少し驚いた。

敦だって、美桜しか知らないし。

美桜は毎回、何度も果てる。

それが当たり前だと思っていたからだ。

プチプチ……

奈瑞菜がボタンを外し、胸を露にした。

!!!

「奈瑞菜姉……」

美桜の何倍もある、豊満な胸を目の前にして、敦は、

ゴクッ!

生つばを飲み込んだ。

「良いの?」

「うん。今日、安全日だし。」

つまり、生でOKってことだ。

それはラッキー!と。

でも、敦は、

「いや、ちゃんとつけるよ。俺は、心はなびかない。」

そう言った敦の瞳に奈瑞菜は少し、ドキッとした。





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