
始まりの種
第1章 同級生
「廉、お前智也のことが好きなんだろう」
不意に恭介が思いもよらないことを口にした
「え・・・ち・・違うよ」
廉は恭介の勘違いを撤回しようと力強く否定した
「本当に?
それなら廉の好きなやつな誰なんだ」
「そ・・それは・・・」
これではさっきの質問と大して変わらなくなってしまう
何と答えていいか分からなくなってしまい俯く
「答えられないってことは、やっぱり智也のことが好きなんだろ!
俺があいつと部屋変えたときだって廉は俺との同室嫌がってたみたいだしな
どうせあいつと同室だったほうがいいんだろ」
ふだんは優しい恭介がここまで感情的になって言ってくるのは初めてだ
「だから違うんだよ」
と、そこで廉は自分の体の変化に気がついた
不意に恭介が思いもよらないことを口にした
「え・・・ち・・違うよ」
廉は恭介の勘違いを撤回しようと力強く否定した
「本当に?
それなら廉の好きなやつな誰なんだ」
「そ・・それは・・・」
これではさっきの質問と大して変わらなくなってしまう
何と答えていいか分からなくなってしまい俯く
「答えられないってことは、やっぱり智也のことが好きなんだろ!
俺があいつと部屋変えたときだって廉は俺との同室嫌がってたみたいだしな
どうせあいつと同室だったほうがいいんだろ」
ふだんは優しい恭介がここまで感情的になって言ってくるのは初めてだ
「だから違うんだよ」
と、そこで廉は自分の体の変化に気がついた
