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始まりの種

第1章 同級生

すると、さも当然と言わんばかりの態度を取る


「まあ、そうだな」


「というか、何を飲ませたんだよ」


「大丈夫、体に害のあるようなものじゃない…たぶん」


「たぶんて・・・」


「廉、今日の昼休み佐伯と一緒にいたよな、あいつと何話していたんだ?」


突然思いもよらなかったことを尋ねられて困惑してしまう


「・・それは・・・」


「ずいぶんと楽しそうだったな、俺には言えないことなのか?」


そんなことを言われても答えることができない


今日の昼休み智也と話していたことと言えば恭介のことなのだから


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