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始まりの種

第1章 同級生

体が熱い・・・


頭がぼんやりして熱っぽい


そんな廉の異変に恭介も気づき不敵な笑みを浮かべる


「やっと効いてきたみたいだな」


「何のことだ」


そう言いながら廉は立っているだけで精一杯


足に力を入れようとしても震えてしまう


「さっき飲ませたもの、本当は廉を気持ちよくさせて俺のものにしようと思ってたんだけど、ちょっと予定変更


俺の質問に答えたくなるようにしてやるよ」


廉は力の入らなくなった体を恭介に押し倒される


薬のせいか、ちょっとした刺激でさえ敏感に感じ取ってしまう


「・・・っ・・あっ」


「ほら薬も効いてるみたいだし早く言ったら気持ちよくしてやるよ」

恭介の手が廉の体を優しく触る


たったそれだけのことなのに今の廉にはもどかしい


「う・・・っ、あぁ・・・」
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