言葉で聞かせて
第8章 猫に恋敵
僕がソファに座ると敦史が僕の話を聞こうと体を起こす
さらに千秋さんまでちょこん、と座った
「実は……ーー」
僕は今日流くんと話した内容と何故かされてしまった勘違いを敦史と千秋さんに話した
「ーーってことがあったんだ」
僕が話し終わると、敦史は
「あっはっはっはっはっはっ……」
大笑いし始めた
「っそれ……やべぇ、だろ……っ」
「ちょっと敦史。笑い事じゃないんだけど」
僕が少しムッとして注意していると千秋さんが僕の傍に移動してきた
「?」
そして千秋さんは僕の腕に持たれかかる
「どうされました?」
「……」
千秋さんは俯いて頬をぐりぐり押し付けてきた
「千秋?」
「千秋さん?」
敦史も千秋さんの異変に気が付き、笑いを止めて名前を呼ぶ
僕が顔を覗き込むと、千秋さんは顔を真っ赤にさせていた
「!」
可愛い
千秋さんは散々僕の腕に顔をすり寄せた後、おずおずと紙に何か書き始めた
『恥ずかしい』
「恥ずかしい?」
「どうして?」
「……」
僕達の興味津々な視線に晒されて千秋さんは心底書きにくそうにしながらまたペンに手を伸ばす
さらに千秋さんまでちょこん、と座った
「実は……ーー」
僕は今日流くんと話した内容と何故かされてしまった勘違いを敦史と千秋さんに話した
「ーーってことがあったんだ」
僕が話し終わると、敦史は
「あっはっはっはっはっはっ……」
大笑いし始めた
「っそれ……やべぇ、だろ……っ」
「ちょっと敦史。笑い事じゃないんだけど」
僕が少しムッとして注意していると千秋さんが僕の傍に移動してきた
「?」
そして千秋さんは僕の腕に持たれかかる
「どうされました?」
「……」
千秋さんは俯いて頬をぐりぐり押し付けてきた
「千秋?」
「千秋さん?」
敦史も千秋さんの異変に気が付き、笑いを止めて名前を呼ぶ
僕が顔を覗き込むと、千秋さんは顔を真っ赤にさせていた
「!」
可愛い
千秋さんは散々僕の腕に顔をすり寄せた後、おずおずと紙に何か書き始めた
『恥ずかしい』
「恥ずかしい?」
「どうして?」
「……」
僕達の興味津々な視線に晒されて千秋さんは心底書きにくそうにしながらまたペンに手を伸ばす