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ずっと君が好き。

第1章 ヒロセコウキ。



「…でも、ありがとな」


え…

なんだ、素直じゃん…



「なーんてねっ」



…むかつくなー

ほんとは叩きたいとこだけど、怪我人だからやめとこ。



「でも俺、西澤が来てくれて嬉しかった」


「え…」


「必死に走ってくんだもん、焦ったけど」



…もう、どこまでがほんとの話なのか全然わかんない。



「俺が怪我したのだって、半分お前のせいだけどね」



廣瀬は苦笑いしながら私の横顔を見て小さく呟いた。


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