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ずっと君が好き。

第1章 ヒロセコウキ。



廣瀬はいつもそうだ。

授業中寝てたり、机に落書きしたり、あたしの邪魔してきたり…

のくせに、実は頭が結構いい。

結局、むかつく奴!



「…廣瀬、先生が居なくてもいいなんて悲しいぞー」



スラスラと問題を解いていく廣瀬の横顔を見ながら呟く先生。


「あははー、ごめんねせんせー」



お調子者の奴が笑いながら言うと、クラス中がどっと笑った。



「…もー、バカだなあ」



誰が?廣瀬?


…いや、一番やばいのは





奴を好きだっていうこのあたし。


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