テキストサイズ

ずっと君が好き。

第1章 ヒロセコウキ。



「わりー…ごめんな」


少し茶色がかった、少しくせのある髪。

声は男の子にしては高めのトーン。



「…何してたんですか」


「あー、バスケ!君もやる?」



ここ、廊下ですけど!

体育館とかじゃないですけど!?



「あー…遠慮します」


「だよねー、廊下だしね」



自覚あるならやめろよ…



「俺、廣瀬光輝!君は?」


「…西澤…薫です」


「そか、じゃー、薫くん!」



…女だよあたし一応!

失礼な人だなほんと…


ストーリーメニュー

TOPTOPへ