
ずっと君が好き。
第1章 ヒロセコウキ。
「あのー…私女……
「あー、分かってるよ!冗談だし笑」
なんだ、冗談なんだ…
この人の言ってる事どこまでがほんとなのか全然わかんないし…
「君みたいな子の事男だなんて誰も思うはずないじゃん」
…あ
笑った…
なんか…可愛い
「ほんと、顔に怪我とかさせなくて良かった」
ほんとに自分のことみたいに、安心した様子でしゃがみ込む。
「俺、もうこんなとこでバスケとかしない。周りにも言っとくからさ」
…当たり前だけどな。
「じゃあ、お大事に!」
パタパタと走って行く彼。
……なんか、かっこ良かったなー
今更だけど。
