陽だまりの家
第5章 真っ暗な世界
そんな時
家を出て行った茜が、実家に帰って来るなり
私の部屋に乗り込んで来た
最初こそは、
1人になりたかった私は
誰にも自分の心の奥底まで入って来て欲しくなく
茜さえも拒絶してしまった
しかし茜は
「私でさえも、拒絶するの?!」
茜はとても悲しそうに怒っていました
その時の茜の表情は、今でも鮮明に覚えている
茜は、これ以上無い位に
私と強く、向き合ってくれた
「目を覚ましなさい」
と言ってくれた
「アンタが全部、抱え込まなくていい」
「アンタは全てが大事で、全てが大事じゃない」
「好きだけど、好きじゃない」
「自分を好きになれない奴が、他人を本気で好きになれる訳がない」
「自分を好きになりなさい」
「誰も愛せなくなんか無い!」
どうしようもなく、真っ暗な世界に
茜の言葉だけが心の奥底で響いた
ここまで、誰かの言葉が心に響いた事は無かった
今までは、
届いたつもりでいた
現実から目を背けていただけだった
まるで茜は、私の心の中を見透かす様に
淡々と言い当てていった
姉が私と向き合ってくれたお陰で
私はどこか、変われた気がする
この事がきっかけで
少し、前向きになれた
家を出て行った茜が、実家に帰って来るなり
私の部屋に乗り込んで来た
最初こそは、
1人になりたかった私は
誰にも自分の心の奥底まで入って来て欲しくなく
茜さえも拒絶してしまった
しかし茜は
「私でさえも、拒絶するの?!」
茜はとても悲しそうに怒っていました
その時の茜の表情は、今でも鮮明に覚えている
茜は、これ以上無い位に
私と強く、向き合ってくれた
「目を覚ましなさい」
と言ってくれた
「アンタが全部、抱え込まなくていい」
「アンタは全てが大事で、全てが大事じゃない」
「好きだけど、好きじゃない」
「自分を好きになれない奴が、他人を本気で好きになれる訳がない」
「自分を好きになりなさい」
「誰も愛せなくなんか無い!」
どうしようもなく、真っ暗な世界に
茜の言葉だけが心の奥底で響いた
ここまで、誰かの言葉が心に響いた事は無かった
今までは、
届いたつもりでいた
現実から目を背けていただけだった
まるで茜は、私の心の中を見透かす様に
淡々と言い当てていった
姉が私と向き合ってくれたお陰で
私はどこか、変われた気がする
この事がきっかけで
少し、前向きになれた