テキストサイズ

陽だまりの家

第6章 温かな存在

今日は私の家族ではなく、大切な友達の話をしよう

私は学校で5人の女友達とよく、行動している

1人は「伊代」

グループの中では1番、女の子らしく

私と性格が1番合うと思っている子だ


2人目は

つい最近、私と同じコンビニのバイトに入った「楓」

基本彼女とは、

バイトも同じせいか

常に一緒に居る気がする

少し男勝りな女の子


3人目は「愛花」

彼女は良い意味でも、悪い意味でも騒がしい子

普段はあれだが

下に3人の妹と弟を持つ、優しく面倒見のよい姉なのだ


4人目は「歩実」

彼女も面倒見がよく、勉強も運動も出来る

しっかりとしていて

いざという時は、いつも助けてくれる優しい子


最後の1人は「輝」

彼女は変わっていて、

いつも私達を笑わせてくれる存在


皆、1人として欠かせない

私の大切な友達

時には、笑い合い

喧嘩をし

痛みを共有し合い


私にとっては家族みたいな存在だ

もちろん

女同士、それぞれ

色々な個性を持った子達が揃っているのだ

たまには衝突だってする

1人1人に思うことだってある

誰だって

嫌な所の1つや2つ位ある

でも、

嫌な所ばかり見ていたらその人のことが嫌いになるのは当たり前

人の嫌な所ばかり見ているばかりではなく

人の良い所も探してみると

思いがけない部分を見つけたり、

その人自身を知っていく度に

自分の世界が変わり、広がってくる


そうやって、私達は出来ていると思う



まずはこの5人とどうやって仲良くなったか


元々、私達は2年から同じクラスで

クラスメイトでも、

お互いにそんなに関心はなかった

グループの1人、愛花とは

1年の頃からちょくちょく

話をしたことがあったので

今のクラスになってからも

それなりに、話をしていた


その頃、私は

他の派手めな子達とき行動を共にしていた

内心、その子達とは気が合わなく

一線を引いていた


その事を勘づき始めたのか、

急に態度が一変した

それから、あからさまに

仲間から外され

私は1人になった


毎日が辛く、

憂鬱で仕方なかった


愛花はどういうつもりだったかは、分からないが

たまに話し掛けてくれていた


そんな時だった

学生にとっては、1番とも言ってもいい





ストーリーメニュー

TOPTOPへ