陽だまりの家
第1章 日々の日常
今日の天気は大雪
降っては止み、降っては止みの繰り返し
「いい加減にしてくれ!」
と叫び出したくなる今日この頃。
大雪だろうが、私はバイト先へ向かう
私の働いている、コンビニの店長はおばさんだ
最初は色々嫌がらせされたり
散々酷い事をされ続け
一時期私は店長の事を恨んでいたこともある
だが、ある時私は気付いた
恨むばかりじゃなく、人の嫌な所を見るばかりではなく
良いところを見ようと
嫌な事ばかり言って、逃げてばかりじゃなく
ちゃんとこの人と向き合って行こうと
歩み寄る努力をしてみようと
初めて思った
それから、店長にその気持ちが伝わったのか伝わらなかったのかは分からないが
店長の私に接する態度も変わった
今ではすっかり、平和な関係を築いている
ある意味、仕事場のおかん的存在だ
店長には私の兄妹と同じ、3人の子供がいる
その中の長男は同じ、違う所にあるコンビニの店長をしている
他の2人はどちらも女で
1人は道内に1人暮らし
もう1人は結婚し、子供を生み東京で暮らしている
旦那さんの方は、持病をこじらせ早くに亡くなってしまっている
なので現在は1人暮らしをしているらしい
娘達もたまに帰って来るのだが、娘達の為に一生懸命作った店長の料理に手も付けず
各々、勝手に食べる様だった
店長は私がよく食べるのを知っているせいか、
よく料理を作ってくれる
店長の気持ちを無駄にも出来ず
毎回、私は残さず食べ
嫌いな物が入っていても、必死に店長の前では美味しそうに食べるようにしていた
そんな私を見て、嬉しそうに
毎日、毎日私に料理を作っては
私の顔を覗き見ている
ある時
「アンタみたいに、食べ物を美味しそうに食べてくれる人初めて見たわ」
今まで見たことのないような嬉しそうな顔を浮かべ
店長は私に言った
私はそんな店長を見て、
悲しくなり、心が温かくなり、
この人はこう言う人なんだと思った
この人を1人にしたくないなと思った
世の中には、
良い人もいれば嫌な人もいる
良い人の様に見えて、実は嫌な人だったり
私は短い人生の中で
色々な人を見てきた
店長は
最初こそ、嫌なイメージがあったが
店長を深く知るたびこんな温かい心を持った人なんだと
降っては止み、降っては止みの繰り返し
「いい加減にしてくれ!」
と叫び出したくなる今日この頃。
大雪だろうが、私はバイト先へ向かう
私の働いている、コンビニの店長はおばさんだ
最初は色々嫌がらせされたり
散々酷い事をされ続け
一時期私は店長の事を恨んでいたこともある
だが、ある時私は気付いた
恨むばかりじゃなく、人の嫌な所を見るばかりではなく
良いところを見ようと
嫌な事ばかり言って、逃げてばかりじゃなく
ちゃんとこの人と向き合って行こうと
歩み寄る努力をしてみようと
初めて思った
それから、店長にその気持ちが伝わったのか伝わらなかったのかは分からないが
店長の私に接する態度も変わった
今ではすっかり、平和な関係を築いている
ある意味、仕事場のおかん的存在だ
店長には私の兄妹と同じ、3人の子供がいる
その中の長男は同じ、違う所にあるコンビニの店長をしている
他の2人はどちらも女で
1人は道内に1人暮らし
もう1人は結婚し、子供を生み東京で暮らしている
旦那さんの方は、持病をこじらせ早くに亡くなってしまっている
なので現在は1人暮らしをしているらしい
娘達もたまに帰って来るのだが、娘達の為に一生懸命作った店長の料理に手も付けず
各々、勝手に食べる様だった
店長は私がよく食べるのを知っているせいか、
よく料理を作ってくれる
店長の気持ちを無駄にも出来ず
毎回、私は残さず食べ
嫌いな物が入っていても、必死に店長の前では美味しそうに食べるようにしていた
そんな私を見て、嬉しそうに
毎日、毎日私に料理を作っては
私の顔を覗き見ている
ある時
「アンタみたいに、食べ物を美味しそうに食べてくれる人初めて見たわ」
今まで見たことのないような嬉しそうな顔を浮かべ
店長は私に言った
私はそんな店長を見て、
悲しくなり、心が温かくなり、
この人はこう言う人なんだと思った
この人を1人にしたくないなと思った
世の中には、
良い人もいれば嫌な人もいる
良い人の様に見えて、実は嫌な人だったり
私は短い人生の中で
色々な人を見てきた
店長は
最初こそ、嫌なイメージがあったが
店長を深く知るたびこんな温かい心を持った人なんだと