純情王子のバージンロード
第2章 幼なじみ 侑真side
北園優は学園で唯一パツキンの、我が校始まって以来の問題児である、
というのが自他ともに彼に対する評価だ。
授業となるといつも屋上に行き、
タバコ型チョコレートをふかしているし
(本物にしないのは死ぬのが怖いチキンだから)
テストだって私と同じく特待生である彼は、赤点すれすれの解答ばかりだすし
(赤点じゃないのは特待生解除されるのがこわいチキンだから)
時には雨に打たれ野良猫を拾っている、なんて嘘みたいなこともある
(猫が死んで罪悪感に襲われるのが怖いチキンだから彼の家には猫が5匹いる)
正真正銘のチキ、いや不良である。
そんな彼とももう十年来の付き合い。
いわゆるツーカー知れた幼なじみというやつだ。
奴との出会いは10年前。
というのが自他ともに彼に対する評価だ。
授業となるといつも屋上に行き、
タバコ型チョコレートをふかしているし
(本物にしないのは死ぬのが怖いチキンだから)
テストだって私と同じく特待生である彼は、赤点すれすれの解答ばかりだすし
(赤点じゃないのは特待生解除されるのがこわいチキンだから)
時には雨に打たれ野良猫を拾っている、なんて嘘みたいなこともある
(猫が死んで罪悪感に襲われるのが怖いチキンだから彼の家には猫が5匹いる)
正真正銘のチキ、いや不良である。
そんな彼とももう十年来の付き合い。
いわゆるツーカー知れた幼なじみというやつだ。
奴との出会いは10年前。
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える