
純情王子のバージンロード
第2章 幼なじみ 侑真side
そのころの私はまだ自らを王子と認識することなく、
髪も腰までのばし熱心にバレエに通う7歳の少女だった。
(その頃は父もリストラされておらず、今程貧乏ではなかった)
そんな中公立小学校に入学、斜め後ろの席にいたのが北園優である。
優はそのころからチキ・・・、いや気が弱くて男子の輪に入れず、そのくせ今みたく女子の前では変にカッコつけるくせがあった。
「やい貞子。お前髪長すぎなんじゃねーの。」
優にそう言われた翌日、私は長かった髪を親に泣き頼んでベリーショートにして登校した。
すると背も高かったものでなぜか「侑真ちゃん王子様みたい!侑真君って呼んでいい?」
となぜか女子たちに人気が出てしまい、モテないからであろう優は拗ねて、今に至る。
ではなぜ腐れ縁の認めたくないが貧乏二人がこの金持ち学校魅惑学園の門をくぐったのか。
それは広い世界を見てみたいという私の野望と、なぜかそれをみてあわてて猛勉強した優の
(私は成績だけはいつでも良かった)ちょっとした冒険なのだった。
(実家から学園まで電車で二時間ほどの距離なので、寮生活をしている)
そんなこんなで、私と優とは長い付き合いなのだが、どうにも理解しがたい点が多々ある。
それは・・・。
髪も腰までのばし熱心にバレエに通う7歳の少女だった。
(その頃は父もリストラされておらず、今程貧乏ではなかった)
そんな中公立小学校に入学、斜め後ろの席にいたのが北園優である。
優はそのころからチキ・・・、いや気が弱くて男子の輪に入れず、そのくせ今みたく女子の前では変にカッコつけるくせがあった。
「やい貞子。お前髪長すぎなんじゃねーの。」
優にそう言われた翌日、私は長かった髪を親に泣き頼んでベリーショートにして登校した。
すると背も高かったものでなぜか「侑真ちゃん王子様みたい!侑真君って呼んでいい?」
となぜか女子たちに人気が出てしまい、モテないからであろう優は拗ねて、今に至る。
ではなぜ腐れ縁の認めたくないが貧乏二人がこの金持ち学校魅惑学園の門をくぐったのか。
それは広い世界を見てみたいという私の野望と、なぜかそれをみてあわてて猛勉強した優の
(私は成績だけはいつでも良かった)ちょっとした冒険なのだった。
(実家から学園まで電車で二時間ほどの距離なので、寮生活をしている)
そんなこんなで、私と優とは長い付き合いなのだが、どうにも理解しがたい点が多々ある。
それは・・・。
