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純情王子のバージンロード

第1章 ドリーム 優side

「で、お前の幼なじみ兼用心棒の俺が潜入捜査というわけですか。」

相も変わらず成績と上っ面だけはいいこの生徒会長は大事な所は人任せである。

「頼まれてくれるか?」
「…しゃーなし。じゃ、いつものあれやれよ。」

俺がそういうと侑真は瞬間湯沸かし器のように頬を真っ赤にしたが、

しぶしぶといった感じで俺の前に来て
(俺がいつも妄想するように)しゃがみこむと上目づかいで

「き、北園、、、じゃなかった、スグスグありがとっ、だーいすき。」

羞恥と屈辱で歪む侑真の顔を見下ろしながら俺が満足げにニヤニヤすると、

「全くいつもいつも私にこんなプレイをさせて何が嬉しいんだか。このど変態野郎。」とぼそぼそ呟いた侑真だった。

この女は男みたいな身なりや話し言葉してても

自分が世間一般からみてもとんでもなく美少女であることにも

俺からみてもまあ軽く地球が滅亡するレベルに可愛いことも、

(惚れた弱み)

そして俺がど変態と言われて喜ぶどMであることもまぁぁあったく気がついてない!!!

・・・てかこんなめちゃくちゃな女の用心棒、よほどどMじゃないとできねーっーの。俺じゃなきゃ。

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