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missing☆ring【完】

第4章 3年前。

ギリギリの所で涙は出なかった。



ごめん。陸。
私は陸と繋がることは出来なかったよ。

きっと陸のmissing ringに繋がるのは私じゃなかったんだね。



私は2日学校を休んだ。
陸からは1日目にメールと電話がきた。



けどそれに私は何も返さなかった。
返せるはずがなかった。



陸からのメールは私を心配する内容で、それがまた胸を抉られるような気持ちになる。



泣いた。
泣いた。
体の水分が全部無くなるんじゃないかと思うくらいに……ーーーー



だけど、人間の体からは容易く水分が無くなるわけがなかった。




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