テキストサイズ

missing☆ring【完】

第4章 3年前。

一人で俯いて歩きながら、襟足がくるんとまるまっていて、それを無意識に触る陸。



あぁ……気にしてる。
その陸の姿に笑みが漏れる。




移動授業で一人廊下を歩く陸。
突然廊下で立ち止まり、また来た廊下を戻り教室へ行く。



忘れ物したんだ。
その陸の姿に心配する。




体操着を着て校庭に居る陸。
怠そうに腕を組み大きくアクビをする。



眠そう。寝てないのかな。
その陸の姿に切なくなる。



陸のそばから離れても、前と変わらず陸を見付けてしまう。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ