テキストサイズ

missing☆ring【完】

第5章 1年前。

陸と色んな話をした。
会社の話し、
学校の話し、
だけど、肝心なことは話せなかった。




彼女いる?
好きな人いる?
Missing ringの相手はもう見つかった?




「じゃあ、明日な」


「うん。明日。陸、遅刻しないでよ」笑って私が言うと「大丈夫だよ」と陸が答える。



「おやすみ」


「おやすみ」




まだ眠くないのに、陸との電話を切った。
久しぶりだと感じなくても、同じくだらない話をしていたとしても、あの頃とは違う。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ