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甘い罠

第5章 これって診察…?



「んっぁ…はあんっ」

もう…だ、めかも…。



「はい。乳がん検診はここまで。胸にしこりはないようですね。」

「…へ?」

「ん?なにか?」

あまりにもあっけなく終わったので少し驚いてしまった。

「これで…終わりですか?」

「ええ、そのつもりでしたけど。なにか体に異常はありますか?」


私は先生に胸を診察されている時に感じていた宙に浮くような感覚がなんなのか、また今どうしてこんなにも体が熱いのか分からずとにかくどうにかしたかった。




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