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暗闇で恋しましょう

第14章 月明かりに照らされて

あぁ……確認なんてしなくても、水上さんが苦しんでるのは分かっていたのに……


こんな言葉を吐かせる前に、私は止めるべきだったのに。



だけど、だって、私に何が出来るの?

慰める?そんな資格、無いよ…



だって私のことで苦しんでるのに。


私のせいであんな悲しい言葉を



「………ごめんね。こんなこと言われても困るよね。俺の勝手な思いなのに……ごめんね。ごめん………忘れて」



私の手を離し、にこりと笑う水上さん。


なんで……?


なんでそんなに自分ばっかり責めるの?


私がこんなんだから?


いつまでもあの日を胸に置いて、そのくせ好きなんて。


怖くて泣いたら、水上さんの優しさに、甘えて……?



「……まだ、朝じゃないしもうちょっと寝てればいいよ」



あぁ、ダメじゃない。


こんなんじゃ、ダメダメだ。



「寝るまでは側に………いさせ」

「水上さん」


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