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いつか手をつないで歩こう

第7章 二人の間で


「…っ」


浩輔はそんな私にせつない目を向けるだけで、何も言わなかった。

すると…

肩に置いた手を離し、そっと私の両頬を包み込んだ。

「浩輔…?」

「…」

近づく浩輔の顔に、私は不思議と動揺せず

目を閉じた……。

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