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嵐's konbi

第1章 雅 × 智


智side


雅 「 あっ !! 」

ガッシャーン

智 「 ま、雅紀っ、大丈夫 ?! 」

食後のコーヒーを淹れようとしていた俺の可愛い恋人が、手を滑らせてカップを落としてしまったらしい

慌てて飛んでいくと、太ももから足首まで、ズボンがコーヒー色に染まっている

雅 「 グラス ... ダメにしちゃっ、わっ 」

無言で雅紀を抱き上げ、風呂場へ運ぶ

智 「 ほらっ、じっとしてて !! 」

ズボンの上からシャワーで冷たい水をかける

雅 「 待って待って !! 冷たいよっ !! 」

智 「 当たり前だろっ、早く冷やさないと赤くなったり痕が残ったらどうするの !! 」

雅 「 聞いてっ !! 僕が淹れてたのは、ア・イ・ス ・コーヒー だよっ !! 」

智 「 へっ ? 」

どうやら 雅紀がこぼしたのは、ホットコーヒーではなく、アイスコーヒーだったようだ

安心して、急に気が抜けて床にへたりこんでしまった

雅 「 も ~ 、智は早とちりなんだから ~ 」

シャワーを止めながら雅紀が言う

智 「 ごめ … ん 」

下から雅紀を見上げようとすると、目の前にコーヒー色のズボン ...

智 「 雅紀 ... コーヒーのいい香り … 」

雅 「 え ? 」

智 「 染みになっちゃうから … 脱いで 」

ズボンをズルズルと下ろす、本当は、もう染みは取れないと思うけど ...

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