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ルナとお兄ちゃんの性教育♡

第9章 決意

「お母さん、何て言ったの?」


お母さんが出て行った後、難しい顔をしている裕也さんに話し掛ける




「アメリカに行かないかって」


「アメリカ!?どう言う事?」


裕也さんの話によると、お母さんの知り合いがアメリカでビル経営管理の仕事をしていて、そこのビルに裕也さんの会社を入れたいらしい・・・


「前から海外でも仕事をしたいって思っていたし、このチャンスを逃したくはない」


「けど・・・」と言って、また難しい顔をする裕也さん


このチャンスを逃したくないなら、即OKすればいいのに、何を悩んでいるんだろ?


そう思っていると、裕也さんの視線が私へと向いた


「アメリカに行けば、数年は日本に戻ってこれない・・・ルナに会えなくなる」


裕也さんの言葉に、胸がチクリと痛む


裕也さんは、いつだって私の事を思ってくれている・・・


それなのに、私は・・・



グッと自分の手を握り、拳を作る


「ルナ」


不意に聞こえてきた裕也さんの声


「俺と一緒に、アメリカに行かないか?」


「ふぇ?」


あまりに急な言葉に、思わず変な声が出た


「本気で言ってるの?」


「あぁ」


真剣な瞳の裕也さん



「少し、考えさせて下さい」


私の言葉に、裕也さんは「分かった」と答えた



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