Love Song ~キミに捧げる歌~
第3章 哀しき別れ
~Renka Side~
剛典君に電話をしてから数時間…。
いつものように過ごしていると、突然意識が無くなった。
そして、気が付くと…。
外はもう既に暗く、私の体はたくさんのチューブに繋げられたまま、ベッドに横たわっていた。
…ふと、私の隣に理恵ちゃん(あの看護師さん)が居る事に気が付いた。
「理恵…ちゃん?」
「んっ? あ、恋歌ちゃん。」
「ねえ、理恵ちゃん。」
「どうしたの?」
「今まで、友達のように接してくれて、有難う。」
「えっ、急にどうしたの?」
「私ね、最近、予知夢を見る様になって…。 …それで、剛典君に看取られる、っていう夢を見たの。」
「えっ…。」
「…ねえ、理恵ちゃん。 私の、最後のお願い聞いてくれる?」
「最後だなんて…。」
「いいから。」
「…。 分かった。 何をすれば良い?」
「剛典君に、電話して? …私の夢が、あれが予知夢なんだったとしたら、剛典君はきっと来てくれる。」
「・・・。」
「お願い。 一度だけだから…。」
「…いいよ。 分かった。」
「有難う。 …これ、剛典君の番号。」
そう言って、私は剛典君から預かったメモを渡した。
「うん。 …じゃあ、電話してくるね。」
「うん。 お願いね。」
「は~い。」
そうして、理恵ちゃんは病室を出て行ってしまった。
剛典君に電話をしてから数時間…。
いつものように過ごしていると、突然意識が無くなった。
そして、気が付くと…。
外はもう既に暗く、私の体はたくさんのチューブに繋げられたまま、ベッドに横たわっていた。
…ふと、私の隣に理恵ちゃん(あの看護師さん)が居る事に気が付いた。
「理恵…ちゃん?」
「んっ? あ、恋歌ちゃん。」
「ねえ、理恵ちゃん。」
「どうしたの?」
「今まで、友達のように接してくれて、有難う。」
「えっ、急にどうしたの?」
「私ね、最近、予知夢を見る様になって…。 …それで、剛典君に看取られる、っていう夢を見たの。」
「えっ…。」
「…ねえ、理恵ちゃん。 私の、最後のお願い聞いてくれる?」
「最後だなんて…。」
「いいから。」
「…。 分かった。 何をすれば良い?」
「剛典君に、電話して? …私の夢が、あれが予知夢なんだったとしたら、剛典君はきっと来てくれる。」
「・・・。」
「お願い。 一度だけだから…。」
「…いいよ。 分かった。」
「有難う。 …これ、剛典君の番号。」
そう言って、私は剛典君から預かったメモを渡した。
「うん。 …じゃあ、電話してくるね。」
「うん。 お願いね。」
「は~い。」
そうして、理恵ちゃんは病室を出て行ってしまった。