テキストサイズ

恋愛妄想短編集【完】

第3章 涙の虜 [完]











「ソウちゃんっ!」








わけのわからない行動に、とめどなく溢れてくる涙。








「もっと泣けよ。そんで見せろ、その顔」








ソウちゃんは私の頬を両手で包み込み、じっと顔を見つめていた。








「…かわいい」





…っ!?







ぽつりとつぶやいたソウちゃんの言葉に驚いた。






あれだけ暴言を吐いて置いて、その言葉を言うなんて想像できなくて。










「お前の泣いた顔は最高だよ。本当昔からかわんねー。」




















ーーーすっげー興奮する。


ーーー好きだ、レイ。















ストーリーメニュー

TOPTOPへ