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俺が教えてやるよ。

第1章 可愛いね、お姉さん

「じゃあ、香苗が付き合っちゃえばいいじゃん!」

思わず口から出た言葉。
そうだそうだ!
可愛いし、何の問題もないでしょ〜♪

「何でそうなるの」

『ってゆうか、あんな顔で彼女作らないって変じゃない?』

「バカ桃香。そんなことになったら私、学校に居られなくなっちゃう」

『…っう』

確かに…。
特定の彼女を作らないみんなの王子様。
白王子の、学校での影響力は絶大なのだ。

「ありのままでいいのよ、白王子は。かっこいいでしょ?」

『そりゃあ…言いたくないけど、かっこいいとは思う』

「でしょ?じゃあ、何がイケないの?」

『何って…』

あたしは香苗を見た。
純粋に白王子のコトを好きな人の前で、こんなこと言っていいのかなと、ちょっと考えてみる。

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