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俺が教えてやるよ。

第1章 可愛いね、お姉さん

ちなみに、お母さんとお父さんは、今は仕事の都合でロサンゼルスで暮らしていて、この家はあたしひとりで住んでいる。

最初、お父さんたちについて行こうかな、なんて考えていたあたし。
まだ高校生のあたしは、やっぱり家族みんなと居たかったし、なにより、寂しかったから。

でも、お兄ちゃんが一人暮らしを提案してくれたんだ。
「面倒なら、俺が見てやるから」って。
決めかねていたあたしは、学校の仲の良い友達と離れたくないこともあって、すぐさまその案に賛成。

最初は反対していたお父さんたちも、「お兄ちゃんと一緒なら」と承諾してくれた。
それから、一人暮らしが始まったんだ。

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