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KAGO

第2章 思い出のN町

「顔真っ青だよ、保健室行く?」

僕は大量の汗をかいていた。
とても怖い夢を……見ていたような気がする。


「あぁ…うん…」
「大丈夫だよ、あたしがいるからね」

そう言って美咲はそっと僕の手に触れてきた。
美咲の微笑みに胸が高鳴る。
美咲はあの時の美咲のままだった。
いつでも僕のそばにいてくれて、僕に笑いかけてくれる。

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