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KAGO

第2章 思い出のN町

駄菓子屋に着くと、外観が綺麗になっていた。
当時所狭しと並んでいた駄菓子は、綺麗に棚に並べられ整頓されている。


「あら、いらっしゃい。勇ちゃん」

若い女性が出迎えてくれた。


「ばあちゃんの息子の嫁さん、夏奈子さん。再婚したんだって。綺麗だろ、あれでも42歳だぜ」

勇也がコソッと教えてくれる。
女性は42歳とは思えないほど肌が透き通っていた。

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