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KAGO

第3章 猟奇事件

ふわりとコンソメの匂いがした。
スープ皿に目をやると、真っ赤なスープから湯気がでていた。


(トマトスープ?)


匂いに誘われお腹がすいてきた僕は、スプーンを手にとりスープをすくってみた。
何か丸い物体が見える。


「うっ…!!」

僕はスプーンごとそれを空中に投げた。


(今のは、もしかして……)


僕の見間違いじゃなければ、あれは…
人間の目玉だった。

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