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KAGO

第4章 誘惑

段ボールは4つ。
さっさと運んでしまおう、そう思って段ボールを持ちあげると意外にもズシッときた。

「…おもっ」


(なんだ? 中身は駄菓子じゃないのか?)


なんとか4つ目の段ボールを玄関に運んだ頃には、うっすらと汗をかいていた。

僕が居なかったら、夏奈子さん一人で運べたのだろうか。
それとも意外とああ見えて力持ちとか?

ていうか、さっきから肝心の夏奈子さんがいない。


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