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KAGO

第4章 誘惑

僕は辺りをキョロキョロ見回した。
窓は全て閉まっていて、人がいる気配は全く感じられない。

嫌な感じ…
一体どんな人が住んでるんだろう…
そう思った時。
ザザアッと突風が吹いて、周りの木々がざわついた。


(ホラーゲームならここで何かしら起きるんだよな…)


自分でそう思って怖くなった僕は、軽自動車に戻ろうとした。


「!」

ギヨッとした。


「なんで…」


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