テキストサイズ

KAGO

第6章 夢の続き

(まさか…木村先輩の遺体を見てしまった日?)


「やっぱりあれは…」

夢じゃなかった。


「おばさん! 勇也はどこにいるんですか!?」
「…わからないっ……虚ろになって帰ってきたあの子を夏奈子さんが………」


(夏奈子さん?)



僕は思い出した。
あの段ボールの異様な重さを…。


(いや、そんな、まさか…)


僕は勇也の家を飛び出した。
全て僕の思いすごしであってほしいと願いながら…。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ