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KAGO

第6章 夢の続き

「勇也、くん?」

夏奈子さんは不思議そうな顔をして首を傾げた。


「さぁ、今日は来てないみたいだけど…」

「…」


(しらばっくれるつもりか…)


「おばさんから聞きました、あなたが勇也を連れて行ったって」

「え…」


驚いた顔をする夏奈子さん。
だけどすぐにいつもの表情に戻った。


「うふふ、あなたに見せたいものがあるのよ」

そう言うと夏奈子さんは僕の手を払いのけ、奥の部屋に消えて行った。

追いかけようとすると、すぐに夏奈子さんは何かを持って戻ってきた。

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