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KAGO

第6章 夢の続き

「見て」

夏奈子さんは赤い液体が入った小瓶を僕の前に差し出す。


「これは……」

それはまるで…


「そう、血よ」

「!!」


ウグッと何かが込み上げてきた。



「私が美貌を保てれる理由は、この血のおかげなの」

フフッと夏奈子さんは怪しく微笑した。


「血はより新鮮なものじゃないとダメなの、若くて生き生きとした……」

「勇也はどこですか!!」



狂ってる!!

この女は……

いや、あの事件を隠蔽しようとした町全体が……!!


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