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KAGO

第6章 夢の続き

苦しむ夏奈子さんを置いて、僕は駄菓子屋から飛び出した。
空は今にも雨が降りだしそうなくらい雨雲が広がっていた。



「なんでだよっ……

どうして、勇也が……!」



足元がフワフワする。
うまく走れない。


平穏な日常生活から一気に地獄に突き落とされた。



視界がグニャリと歪む。


僕はまだ夢を見ているのか……
夢なら覚めてほしい、
もうこんな悪夢は……。


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