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アルゴス山脈を越え、帝国市街地に一足先に到着した超重戦車部隊はここにクルト達が必ずくると想定し、待ち構えていたのである



ﾓｰﾘｰ「配置完了、周囲には重装甲兵が配置されています」



ロッタ「ヘリス大佐、約５㎞にネームレス部隊が接近中です」



ヘリス「まだ動くな、指示は私が言うからそれまで待機だ！」




ロッタ「了解しました」



そしてしばらくするとネームレス部隊の姿が蜃気楼でボヤけていた



ロッタ「射程距離範囲内です、指示を」



ヘリス「右に７０度に主砲を向けろ」



ﾓｰﾘｰ「いいんですか？狙ってる先には壁ですが・・・・」



ヘリス「構わん、合図があるまで待機」



ﾓｰﾘｰ「了解っす」




ゴロゴロゴロッ



お互いの姿が丸見えになった時である




ヘリス「中距離拡散弾装填！」



ロッタ「中距離拡散弾装填！」



グシュュュュガチンガチンガチンガチンガチンガチンガチンガチンガチンガチン



ﾓｰﾘｰ「位置変動なし」



ロッタ「発射完了！」



ヘリス「撃て！」



バコーン




散らばる弾が壁に命中し、崩れる壁がクルト部隊に襲いかかる





クルト「敵襲だ！回避に専念し、負傷者は直ちに後退せよ」