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泣いて、笑って、恋をした。

第2章 act1






「お母さん!お母さん!」



何度呼んでも返事はない。



店のカウンターの中
店のトイレ
何処にも居ない……



また2階へ上がり「お母さん!」と親の部屋のドアを開けても姿はない。



転がるように階段を下りてそのままお風呂場へ向かった。
少し開いていたドアの隙間から、シャワーの音が聞こえてくる。





「お母さん!」




勢い良く開けたドアの向こうには……




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