テキストサイズ

泣いて、笑って、恋をした。

第2章 act1






私の足先はフラフラとネオンが耀いている方へと向いていた。
そして繁華街の通りまで出て、道路側にあるガードレールに腰をのせた。




黒服を着た男
如何にもホストの男
派手な看板を持ち歩いている男




短いスカートのメイド服の女
ビラを撒いている女




それぞれが思うところがあって、道端に立っている。




はぁ……とため息を付いた時に「キャー!」と言う女性の悲鳴が聞こえた。




道を行き交う人達が足を止めその声の方へと視線を向けた。
勿論、私もその一人。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ